軽作業は名前詐欺の真っ赤な嘘!私が派遣できついと感じたリアル体験談

軽作業。
それはネット上で
簡単♪
楽ちん♪
誰でもできる♪
と謳われていて、純粋無垢な派遣初心者さんを騙す甘い罠。
そこのあなた、もしかしたら騙されてるかもしれませんよ?
今日は私が感じた、
軽作業とは名ばかりの真っ赤な嘘だ!
きついし辛いが現実!
ということについて、体験談を元に書いていきます。
はじめに:軽作業の仕事内容
軽作業といっても様々。
なので私の体験談はあくまでも一例で、もしかしたら本当に『軽い』仕事もあるのかも。
なので軽作業を全否定しているわけではないです。
それから軽作業といっても色々あって、
ピッキング:指定された商品を探し選んでくる仕事
検品:商品にキズや不具合がないか調べる仕事
仕訳け:名前のとおり。
梱包:名前のとおり。
ラベル貼り:名前のとおり。
こういったものをまとめて『軽作業』としています。
※他にも種類があるかもしれません。
軽作業は軽くないし名称詐欺の嘘である
はじめに定義について軽くお勉強。
軽作業はご存知の通り、全くもって軽くありません。
大嘘です。
実際には重労働もたくさんあるのです。
- 頭を使わずに誰でもできそうな仕事
- 道具を使わずに自力で持てる範囲
こんなものをひとくくりに『軽作業』と称しているみたい。
ちなみに倉庫や工場での作業が多いです。
でもいい加減に名前変えたら?
そのうち詐欺で訴えられるんじゃないかな?
と、心配さえしてしまいます。
ちなみに私は工場で梱包をしていたことがあるのですが、歴代の人たちは腰を痛めた人が多いみたい。
これは辞める時に後任のパートの人から聞きました。
私には一切その説明がなかったのに。。
せめて就職前に教えてくれよ!
と、声を大にして言いたいです。
それに今私が働いている建設業も、たしか一応は軽作業に分類されてたんだよなー。
でも40度を超える真夏日の外で長袖長ズボンでスコップ振り回すのキツイよ?
絶対誰でも出来る仕事じゃないし体が弱い人なら倒れるよ?
まあ良いや。
とにかく、軽作業が簡単というのは大嘘。
普通にきついです。
これはもはや世の中の常識なのです。
きつい&辛い思いをした体験談その1
ここから私の体験談。
個人事業主として成り上がってやる!
と、勢いだけで大企業の正社員を辞めた私は、独立すべくインターネットの世界へと足を踏み入れます。
しかし現実はそんなに甘くない。
なかなか収益が増えなかったり、腱鞘炎が悪化したり。
挙句の果てにはお金を盗まれたり(正確には違うけど説明が面倒)。
なので働かざるを得ない状況になってしまいました。
そこで選んだのが派遣社員。
一応個人事業主(名前だけ)だし、成功するまでの一時しのぎだ。
それまでは派遣社員で我慢しよう。
そう心に決めて派遣会社へ登録することにしました。
ぷるるるる。
ぷるるるる。
がちゃ。
「はい、○○派遣です。」
「あの~、軽作業で簡単な仕事を探しているんですけど。」
「どういった種類のものが良いですか?」
「未経験なのでよく分かりませんが、ピッキングか梱包が簡単そうですよね。
何かありませんか?」
「梱包なら今ちょうどありますよ。
○○株式会社なんかどうでしょう?」
「きつい職場ですか?」
「いえいえ、10キロ程度の物を持ったり移動したりするくらいですね。」
「それなら私にもできそうです。
是非お願いします。」
「かしこまりました。」
こうして電話を切った私。
2~3日後に職場見学も済ませ、派遣会社に登録してから僅か1週間足らずで働くことが決定しました。
ここまでは順調。
ここまでは。
「今日から働くことになったワラビ餅です。
未経験の職種ですが、どうぞよろしくお願いします。」
「じゃあ早速だけどこっちに来て。」
「この商品をあーしてこーして。
梱包したら、あそこに積み重ねておいてね。」
「はい任されました。」
こんな感じで私の人生初めての梱包作業が始まります。
左から商品を受け取り、梱包したら右に積み重ねる。
そんな簡単なお仕事。
・・・。
だと思っていた時期が私にもありました。
察しの良い人や経験者はもう分かっているはず。
そうです、きついんです。
これがなかなかの地獄で、初日は当然ぐったり。
帰ってからの記憶が曖昧で、すぐに寝てしまいました。
それもそのはず。
たかが10キロと言ってもかなりのもの。
繰り返せば疲れが蓄積します。
10キロなんてダンベルで持ったことあるし余裕♪
とか考えていると痛い目にあいます。
実際の商品は精密機械ほどではないものの、慎重に扱わなければいけないし、
がん!とぶつけると一度測定した結果に支障が出るのでやり直しに。
なので、こそ~と運ぶ必要があるのです。
しかも形が悪くて持ちにくいので指先で持たなきゃいけないし、重ねるにしても何度もしゃがむ&立ち上がると疲れます。
足場も良いとは限らない。
高い所に持ち上げる時には腰にくる。
悪いことだらけ。
これから働こうと思っている人は覚えておいてください。
気にするのは重さだけじゃダメです。
形やサイズも重要。
つまり持ちやすさ。
大事な事なのでもう一度言います。
気にするのは重さだけじゃダメ。
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きつい&辛い思いをした体験談その2
それでも私は頑張って続けます。
数日続けていると・・・。
あれ、今度は足が痛いな。
何でだろ?
そういえば学生時代はずっと机で座っていたし、社会人になってからもデスクワーク続き。
なので立ち作業は初めてでした。
ちょこまかと動き回っているのなら良いのですが、ずっと同じ場所にいると足がムズムズします。
う、動きたい。
でも今の作業中は動くわけにはいかないしな。
どうしようか。
トイレに行くと見せかけてちょっと歩こうかな?
こんなサボりたい感情が芽生える始末。
初めての人にはきついです。
それに後で知ったのですが、他の正社員の人の足元を見るとあらビックリ。
なんと衝撃吸収マット?みたいなものが置かれています。
その上で立って作業すると楽みたい。
でも私にはそれがありません。
派遣だから?
ねえ、派遣だからなの?
こんなところで派遣差別をされるとは思ってもみませんでした。
きつい&辛い思いをした体験談その3
他には精神的なダメージも。
例えばこんな時です。
「このインパクトドライバーで○○して、ラチェットは○○して~。」
いんぱくと?
らちぇっと?
工業学校卒業の人からしたら当たり前だし簡単なのかもしれません。
常日頃から触れていればそれが普通なんだと思います。
けれど私は違います。
オフィスワークしか経験して来なかったので、工具なんて使い方が分かりません。
オフィスワーク系では『そこそこ仕事ができる部類』だと思っていましたが、軽作業を続けているうちに、
私はこんなこともできないのか。
何て無力なんだ。
と考えるように。
言い訳ですが仕方ないんです。
だって未経験のジャンルだから。
オフィスワークで何年働こうがどんなに活躍しようが、『軽作業としては』初心者です。
新入社員と対して変わりません。
むしろ工業系の学校を卒業した新入社員にも劣ってしまいます。
それは頭では分かってます。
分かってるけども!
なかなか割り切ることができない自分が、そこにはいました。
真面目&努力家ほどだんだん自信がなくなるので注意が必要です。
けれど飽きることはない
けれども悪いことばかりではありませんでした。
ネットでは『飽きる』『1日が長い』なんて書かれてありましたが、私の職場ではそうじゃありません。
1日のノルマが多すぎて必死なので、飽きるとかそういった感情はありません。
気づいたら帰る時間。
時にはせっせと。
時にはバタバタと。
時にはせかせかと。
つまり、それはそれは忙しーい毎日を過ごしていたのです。
あれ、これってメリットなのか?
まあ性格にもよると思いますが、人によっては飽きるよりは良いと思います。
さいごに
派遣では軽作業が簡単でおすすめと言いながらも実は嘘で、実際は重作業です。
それに正社員がやりたくない仕事を回されたりするので、さらに大変な思いもしばしば。。
なのでやりたい人は覚悟しておいた方が良いかもしれません。
けれど良いこともあります。
比較的に会話も少ないしコミュニケーションをとる必要はない。
1日黙々と作業ができるので、好きな人には良いかも。
あとは体を鍛えたい人や体力自慢の人にもおすすめ。
一長一短です。
結局は働く職場の環境によって変わります。
これに尽きます。
それから最後に1言。
軽作業をするなら、事前にサポーターを買っておいた方が良いかも。
サポーターは怪我をしてからの対策だけじゃなくて予防にもなります。
腰とか手首とか。
一度でも怪我をすると大変なので、後で後悔するよりも、安いのでも何でも良いので付けておくことをお勧めします。←経験者は語る
手首サポーターはフリーサイズ&マジックテープがオススメ。
サイズ指定だと合わないときに痛いor緩すぎで後悔します。
あと親指を通すタイプは邪魔なので微妙です。
腰のサポーターはどうだろ?
いろいろ試しましたが違いが分かりません。
※ただしサイズだけは要確認です。
繰り返しますがサポーターは付けた方が良いと思います。
コメント
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参考になりました、お疲れ様です。
すみません、コメント全然気づきませんでした・・・。
参考になったのなら良かったです。