仕事仲間の反応が怖くて退職したいと言い出せない日々を過ごした社畜
こんな会社辞めてやる！
誰もが一度は思ったことがある言葉。
もちろん私も。
けれどその後のことを考えると、
上司に怒られたらどうしよう？
仲の良かった同僚や部下から嫌われないかな？
変な噂をされそう。
今までお世話になった会社を裏切ったことになるのかな。
こんな風に考えると思います。
でもね。
結論から言うと、退職したいと思ったのならさっさと辞めた方が良いです。
これが社畜を続けて後悔した私の結論。
『言い出せない』じゃなくて、無理にでも『言う』んです。
私は入社一年目から仕事を辞めたいと思っていたのだと思う
私が本格的に会社を辞めたいと思ったのは、たぶん入社２～３年目。
けれど自分の気持ちを騙していただけで、本当は入社後すぐに辞めたかったのかもしれません。
その証拠に毎日毎日憂鬱だったし、週末になると高校の時の友達と愚痴りあったり、お互い励ましあったりもしていました。
でも無駄に大企業に勤めてしまったこともあるし、うちは貧乏。
親も大企業に合格したことを心の底から喜んでくれたので、自分の気持ちを押し殺してだましだまし会社を続けてしまいました。
仕事を辞めたいだなんて、とてもとても言い出せる雰囲気じゃなかったのです。
それに、
入社１年目で会社を辞めるなんてありえないよね。
まだ会社に貢献できていないし、迷惑かけたまま辞めるのも気が引ける。
せめて少しでも活躍（恩返し）してから仕事を辞めよう。
この考えが良くなかった。
結局ずるずると仕事を続けてしまい、気づけば入社７年。
もう立派な中堅社員です。
仕事の責任も重くなり、簡単に辞められないのが現実。
もっと早く辞めるべきでした。
退職で何より怖かったのは同僚の反応
仕事を辞めたいと思っても辞められずにいた日々。
でも一生この仕事を続けていける自信はないし、自分が２０年後、３０年後にこの会社に居るビジョンがどうしても浮かびませんでした。
大企業を手放す不安。
お金の不安。
いくら図太いと言われていた私でも、そんな不安が一切なかったと言われれば嘘になります。
何かよく分からない感情で吐きそうになったし、動悸や目まいもありました。
けれど私が一番怖かったのは、同僚からの反応です。
私はその当時の会社が嫌いでも、一緒に頑張ってきた同僚たちのことは好きでした。
残業１００時間超えで一緒にピンチを乗り切ったり、遊びに行ったり飲みに行ったり旅行に行ったり。
そんな苦楽を共にした仲間たちになんて思われるのだろう？
裏切ったって思われないかな？
それに私が辞めるとなると、大切な仲間たちに迷惑がかかってしまう。
そんなことばかり考えていました。
お世話になった上司にも悪い
会社を辞めるとなると、たぶん直属の上司にも迷惑がかかります。
仕事の引き継ぎとか残った人への業務の再分配ももちろんですが、何より上司自身の評価に傷がつくはず。
私が辞めることで、上司の上司から怒られると思います。
たぶん。
それに怖い上司もいました。
辞めたいと言ったら何を言われるんだろう？
怒られるのかな？
それにまともに取り合ってくれない可能性もあるな。
仕返しが怖そう。
結局その上司には退職を伝える勇気がなかったので、人事異動で上司が変わってから辞めることにしました。 ←これで１年近く時間のロス。
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退職を伝えてからの２週間は苦痛
けれどどうしても会社を辞めたいと思って、ようやく上司に辞めることを伝えました。
そして出社はきっかり２週間だけ。
あとは有給休暇の消化に移ります。
退職の噂は瞬く間に会社中に広まりました。
本当の地獄はここからです。
おい、あいつ辞めるってよ？
裏切り者！
そう言われたわけじゃないのですが、なんだかそう言われているような気になります。
どこかで話し声がする度に自分のことなのかなと不安になったり、同僚と仲良く話しているつもりでも、心の中では何を思っているんだろうと考えてみたり。
とにかく不安だし申し訳なかったです。
それに仲の良かった同僚ならまだしも、あまり関わりのなかった同僚たちは更に怖い。
本当に何を思われているのか分かったものじゃありません。
絶対恨まれてます。
今思い出しても、退職を伝えてからの最後の２週間は本当に辛かった。
社員食堂にも行きたくなかったし、人と関わりたくなかったのでトイレすら控えました。
極力誰とも目を合わせず、何も考えなくてもいいように仕事に全神経を集中させます。
そして休憩時間はこそこそと過ごす。
多分そうなる人も多いと思います。
それに入社７年～８年程度の私でもそんな気持ちだったので、会社に２０年～３０年勤めているベテランの人ならもっと酷い心境になりそう。
それだけは覚悟しておいた方が良いです。
不安になっても辞めた方が良い、けれど楽な方法はない
不安になるようなことばかり書きましたが、それでも嫌な会社からは身を引いた方がまし。
やらない後悔よりやった後悔です。
※私は会社を辞めて後悔してないです。
それに一生その会社で働いていける自信はある？
体はもつ？
鬱にならない？
そう考えたとき、やっぱり辞めるなら早い方が良いです。
少しでも若い方が転職に有利だし、それに畑違いの仕事でも若い方が対応しやすい。
１つの会社に長くいると、どうしてもその会社独特のやり方に慣れてしまいます。
なので他の会社だと通用しない可能性も・・・。
これは派遣を通してジャンルの違う仕事に就いた私の経験談。
あと、辞めるのに楽な方法もありません。
ネットで調べると、
退職を伝える時はこうした方が良いよとか、
伝え方のマナーだったり日時や場所なんかをアドバイスしてくれてます。
けれどそんなのまやかしです。
上司に伝えに行くときはやっぱり緊張するし、立ち止まって後ずさりすることも。
よし、明日こそ伝えよう。
来週こそ。
来月こそ・・・。
そう言ってずるずると先延ばしになることもあります。
伝えるのは辛いです。
苦しいです。
気まずいです。
でも今の状況を打開したいのなら、一度頑張るしかないのです。
一生のうちのたった１度。
（人によっては数回あるかも。）
そして辞めるまでの２週間から１ヶ月くらいの辛抱。
これだけで給料がアップしたり幸せになったりするかもしれません。
さいごに：言い出せない気持ちは分かるけど伝えるべき
退職を言い出せない人って多いと思います。
その証拠に最近は『退職代行サービス』なるものもあるし、それを使いたくなる気持ちも分かります。
でも言わないと後悔します。
先延ばしにするとどんどん言い出しづらくなります。
今の会社で一生続けますか？
我慢し続ける勇気はありますか？
あと数十年の我慢か、１度思い切って退職の話をするか。
これを天秤にかけたとき、私は辞めることを決意しました。
あと、同僚や上司の反動が怖いと言っても、辞めてしまえば関係ありません。
たぶん１週間くらいは話題にされるのかもしれませんが、その後はきっと忘れられてます。
話題に出ることもないはず。
なのであまり気にしなくてもいいかも。
終身雇用制度の崩壊している今、堂々と辞めるのがベストなのです。
『言い出せない』じゃない、『言う』んだ！
でも辞めたいけど言い出せない・・・な人はこちらの記事も是非♪
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