派遣社員は引き継ぎ時にマニュアル作成をする義務なんてない

今日は派遣社員が退職するときの引き継ぎの義務について。
時には会社(正社員)からマニュアル作成を依頼されることがあるかもしれませんが、そんな時どうする?
といった内容です。
そんなの人として当然!
いやいや、派遣社員がそこまでやる必要ある?
ネット上では2つの相反する意見でバチバチと討論が繰り広げられていますが、私はやらなくてもいい派。
そんな義務はないし、なんとしてでもゴネるべきなのです。
はじめに:反対と言っても引き継ぎはした方がいい
退職時にマニュアルを作る必要はなくても、簡単でも良いので引き継ぎはすべきだと思います。
じゃないと後悔してしまうかも。
怒りや不満をぐっとこらえて対応すると◎
派遣社員だし引き継ぎしたくない!と拒否する前に考える3つのリスク
契約内容にマニュアル作成が書かれていなければ義務ではない
最初に結論から書きます。
派遣社員がマニュアル作成をしなければいけないかどうかは契約内容によります。
でもほぼ全ての人が契約書にマニュアル作成が書かれていないはず。
なのでやる必要はありません。
もし契約書にない業務をする場合は法律違反になるので、派遣会社に連絡すると◎
だがしかし!
中には『契約に関するマニュアル作成なら、それも契約の内だろ』なんて言ってくる人もいるかも。
具体的に言うと、
「掃除」の契約をしている人なら、「掃除マニュアル作成」も契約の範囲内。
「組立」の契約をしている人なら、「組立マニュアル作成」も契約の範囲内。
という考え方です。
でも私はこの考え方は違うと思います。
なぜなら業務を「行う」のと「作る」のでは全くの別物だから。
ここからは個人的な価値観や常識の話になりますが、
正社員は生み出すのが仕事。(マニュアルの作成や業務改善)
派遣は言われたことを実行するのが仕事。(定められた工程を指示通りにこなす)
だと思っているから。
なのでもし派遣にマニュアル作成をやらせるのなら、契約前に最初から説明しないとだめだと思うのです。
スポンサーリンク
そもそも正社員派遣の仕事を理解していないってどういうこと?
「辞める前にマニュアル作っておいてね。」
「嫌です。」
「は?
あなたしか知らない仕事があるんだから当然でしょ?」
これはよく見る光景。
でもちょっと考えてみてください。
なぜ『派遣に指示を出す側の人間』が業務内容を把握していないの?
これっておかしくない?
派遣は正社員の『指示のもと』動きます。
だから勝手に仕事ができません。
それなのに正社員が業務を理解していないのでは、本来の雇用形態・指揮命令系統として相応しくないのです。
普段から指示が曖昧だったり、派遣社員のキャパを超えた仕事を与えてくるのもこのせい。
完全に正社員の怠慢です。
つまり、正社員が知らない業務なら指示を受けていないことになるので、そんな業務やらなくて良いのが正解。
※『本来は』です。
ただ、そんな屈強な度胸を持ち合わせた人ならそもそもこのページを見ていないと思いますが・・・。
自分だけ苦労するのもバカバカしい
派遣社員として働き始めると、まともな指示もなければマニュアルもないのはよくあること。
それなのに「なんでこんなこともできないの?」だとか「遅い!」とか理不尽に怒られてしまいます。
でもそんな可哀想な思いをした私たちが丁寧にマニュアルを作って後任者に渡した場合、後任者はきっと最初から仕事を完璧にこなします。
すると正社員の人から「新しく入った奴は優秀だな、どっかの誰かさんとは大違いだ。」なんて言う人もいるかも。
うーん。
後任者に罪はないのだけれど・・・。
でもこれってバカバカしくないですか?
自分はこんなにも屈辱的な思いをしたのに、後任者だけが楽をするし褒められる。
こんな事はあってはいけません。
いや、性格悪いと言われるのは分かるけども。
それでも納得できるほど私はお人好しじゃあない。
さいごに
まとめます。
派遣が退職時にマニュアル作成を求められることがありますが、やる必要はありません。
そもそも契約外の業務だし、派遣会社に相談するのが最善です。
それに自分だけ損をするのはバカバカしい。 ←これが本音。
あと、そんなに派遣をこき使うくらいなら、最初から正社員を雇えば良いんじゃない?
とも思います。
立場も給料も低い派遣を雇っておいて、正社員と同等に仕事をさせるなんて愚の骨頂です。
※それに最近話題の『同一労働同一賃金』に反します。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。