きっかけは上司の些細な一言。それが私が会社を辞めようと決意した瞬間

「もう辞めさせてください。」

上司と二人きりの部屋で、私の第一声がそれでした。

前々から辞めたいとは思っていましたが、なかなか言い出せなかった私。

もう少し仕事が落ち着いてから辞めよう。

せめて迷惑が掛からないタイミングで辞めよう。

そう思っていたのに、もう我慢の限界です。

今は少しでも早く会社を辞めて休みたい。

もう二度とこんな上司の顔を拝みたくない。

そう考えていたのが自然とストレートに言葉に出たのだと思います。

 

今日はそんな私の会社を辞めるまでの決意と経緯についてお話していきます。

 

業務増加と残業過多

私が入社したての頃、私を含めて男性4人、女性2人の計6人のグループで仕事をしていました。

そして他の人が人事異動する度、その業務は私に引き継がれます。

そして私に全て引き継がれた後に、新しい人が入ってくるシステムです。

でも新しく来た人へ業務の引き継ぎは『多少』あったものの、一度増えた私の業務量は減りません。

ずっと増え続けたまま。

不安だけが募ります。

 

それは私のグループでの仕事の幅・量が圧倒的に増えたことが原因でした。

増える仕事。

増えるストレス。

増えない給料・・・。

全てが嫌でした。

私が辞めたいと決意した頃には、以前の「3人分以上」は軽く働かされていたと思います。

そして残業も当然のように多いです。

だいたい1年間で600時間以上行い、それでも終わらなかった分はこっそり家で仕事をする始末。

仕事のためだけに生きていたし、プライベートなんてあったもんじゃない。

自由な時間があれば寝て体力を回復したい。

それ以外の思考はありませんでした。

 

これはどう考えてもおかしいです。

しかも私がやっていた「3人分以上の仕事」というのは、私の「元上司」が担当していた分。

役職が違うのに。

本来私の業務じゃないのに。

しかも元上司は私とは歳が一回りも離れ、給料も全然違っていました。

そんな『上』の役職の人達が行っていた業務を、一担当である『平社員の私』が何故やらねばならぬのか。

しかも何故3人分も行なう必要があるのかか。

仕事が増えたのなら、その分増員することはできないのか?

ずっとそう考えていました。

 

周囲への苛立ち

私は業務が増えてから、「人は増やすことはできないのか?」と上司に何度も聞きました。

そして上司から帰ってくる言葉はいつも同じです。

「どこも忙しいんだ。無理に決まってるだろ。」

「お前たち(下っ端)の効率が悪いから仕事が遅いんだろ。やり方を考えろ。」

これに対して私は常々思っていました。

どこも忙しいという割には全く仕事をしていない人だっている。

効率どうこう以前に、物理的に処理できる量を超えている。

そんなことばかり考え、ブツブツ言いながらも仕事を進めていたのです。

 

しかもそれ以上に腹立たしかったのは、その上司が無能だったこと。

部下の仕事は知らないし覚えない。

指示は出さないし常に方針は曖昧。

でもたまに指示を出したかと思えば検討違いで、むしろ悪い方向に物事が進む。

こんな上司が自分の評価を付けてそれが次年度の給料に反映されているのかと思うと、会社が嫌になってしまいます。

と言っても、表向きは評価で成績が上がると言っておきながら、実際は業績で評価されるような会社じゃないんだよな、

ほぼ実質年功序列だし・・・。

 

 

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会社からの裏切り

そんな最悪な会社でも続けていたのには理由があります。

それは会社を辞めてしまうと、残った同僚に迷惑が掛かってしまうから。

そしてなんだか言い出しにくい。

会社を辞めなかった理由はそれだけです。

お金とか生活がどうとかは一切関係ありませんでした。

 

しかしあるとき上司からの『何気ない一言』で、急にやる気がなくなってしまいました。

お前は会社には必要ない。

そんな言葉を遠回しに言われた感じです。

たぶん上司には悪気はなかったんだろうけど、それでもなんだかな、、

私はそう思われていたのか。

この一言が原因で、ずっと我慢してきたものが一気に爆発した感じです。

私は会社からの裏切りを感じました。

私は会社に対して強い怒りを覚えました。

これだけ会社のために働いてきたのに。

身を粉にして働いてきたのに。

流石にその仕打ちはないだろう。

そう思える衝撃的な発言だったのです。

 

そのあとの私の行動は早かったです。

すぐにその上司を密室に呼び付け退職を伝え、法律に基づく2週間の期間しか出社しないとキッパリと言い放ちます。

そして他の部署の上司からも何度か呼び付けられましたが、それも全て断りました。

この会社が嫌いで居たくない。

部署が変わろうが給料が2倍、3倍になろうが決意は変わらない。

気持ちが変わることは絶対にない。

そうはっきりと言った後、上司からの呼び付けはなくなりました。

 

同僚からのコメント

その話があってから、仲の良かった同僚からはこう言われました。

辞めたいと思っていたことは知っていたし、止めることもできない。

でも、そんな大事なことを、なぜ辞めると伝える前に相談しなかったのか。

 

これに対する私の考えはこうです。

大事なことだからこそ自分の意思で決めたい。

例え相談したとしても気持ちが揺らぐことなんてありえない。

そもそも、これからこの会社に数十年勤めて退職するというビジョンが見えないし考えたくもない。

万が一思いとどまったとしても、どこかで似たようなことが起きて絶対に辞めてしまう自信がある。

これらの理由から辞めるのは早い方が良い。

そう思っていました。

 

さいごに

このまま締めくくると私の愚痴だけで終わってしまうので、もう一言だけ付け加えます。

会社に不満があっても、何を言っても変わりません。

嫌いな上司も同じで変わらない。

そんな愚痴を言っている暇があるなら、手を動かして仕事を早く終わらせるか、具体的解決策を上司に提示する。

自分が理不尽な思いをしながら頑張るしかないです。

もしくは仕事を辞めて納得できる会社を探すか、独立して自分の好きなようにやるのが良いのではないか。

私の気持ちはそう移り変わっていきました。

しかも会社も上司も守ってくれません。

沢山ある中の1つの駒くらいにしか思ってないし、なにかあれば切り捨てます。

みんな自分のことで精一杯。

私はそう気づいた時、一刻も早く会社を去ることを決意したのです。

 

さいごに、人生にはたくさんの道があると思います。

何が正解かは分からないし、正解は1つではないと思います。

ただ、「愚痴を言うだけで何も行動していなかった私」は正しくなかったはず。

無駄な時間を過ごしてしまいました。

でもそれを気付くことができたきっかけを与えてくれた上司には、今は心から感謝しています。

あの頃は本気で憎んでいたけど。

 

でも辞めたいけどやっぱり言い出せない・・・な人はこちらの記事も是非♪

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管理人

わらび餅。

 

昔はそこその大企業に務めていたが、退職して独立を目指すも見事失敗!
今は腱鞘炎と借金が付きまとう派遣社員で、世間の厳しさに耐えながらほそぼそと生活中。

借金持ち?
税金も払えない?
そんなの関係ない!
いずれ大物になることを夢見ているらしい。

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